お客さま 各位
今年度のもりの元氣米をご注文いただいたお客さまに供給責任をはたせませんでしたことを深くお詫びいたします。
今年度の栽培管理の不手際により、予定数量のお米が収穫できなかったのは、すべて生産者である私の責任です。
実は、昨年度のお米は私の理想とするお米に仕上がらす、悔しい思いをしました。
倒伏し、 しかも食味が一昨年と比較して低下しました。
そこで、今年度は化学肥料の量を制限し、 水管理もきちんとすることで、成育を制御することを目指しました。
これは、ある程度思い通りになり、今年は倒伏もせず、 品質としても思い通りの成績を収めることができました。
しかしながら、収量は昨年と比較して、 かなりの減収となりました。昨年までは、販売に苦労していましたので、 ある程度収量が低くても大丈夫と思っていましたが、今年度は予想以上のご注文をいただきました。
本当にありがとうございます。
それにもかかわらず、ご要望にお応えできなかったことを深く反省しております。
倒伏稲
百姓にとっての、「来年こそは!」 という言葉は毎年のことではありますが、
今年の肥培管理の反省を生かして、 食味と収量の両立を図ることを目指して努力していきたいと思います。
もうすでに、来年のお米つくりのために、 堆肥の散布を終えました。
今後さらに、土作りの資材を投入し、耕起いたします。
雑草対策、必要成分の投入など、 秋作業は来年のための基礎つくりです。
近年は、土作りがうまくいっているためか、 化学肥料を与えると肥料の量が多すぎて倒伏するようになってきています。
こしひかりは、 本来あまり化学肥料を与えなくてもおいしいお米ができる品種です。
この品種特性をいかすべく、 なるべく化学肥料を控える栽培を目指しております。
今年度の反省を踏まえて、来年は化学肥料の量だけでなく、 施す時期を見直すことで、倒伏させず、収量の安定を目指します。
どうか、こんごともよろしくお願いします。
9月23日 松田 邦男
生産者 松田邦男