おなかにいいといわれるものの代表にヨーグルトがあるが、もしヨーグルトが嫌いなら、「嫌いなものを無理して食べても長続きしませんので、日本の風土に育ったものではないので、食べるなら豆乳でつくった豆乳ヨーグルトが合うのかもしれません。大麦でも海藻でもいいかもしれません。
腸内環境をよい状態に保つためには、こういったものを食べ続けることが重要なので、腸が喜ぶ好きなものから始めるのがいいのではないでしょうか。
もちろん、いくら好きだからとはいえ、炭水化物の摂りすぎやジャンクフードなどのカラダによくないものは食べない。高脂肪の食品や肉は日本人は食べすぎないほうがいいかもしれない。
食物繊維の中でもエサにしやすいのは「水溶性」
食物繊維の中でもエサにしやすいのは「水溶性」
食物繊維は穀類、イモ類、豆類、野菜、きのこ、海藻、果物などに豊富に含まれている。
食物繊維には2種類あり、水に溶けない不溶性食物繊維と、水に溶ける水溶性食物繊維に大別される。
「不溶性食物繊維はその物理的性質から、腸内の成分を巻き込んで排出する特性があります。
腸内に有害物質があった場合には、それらを巻き込んで排出してくれます。
水溶性食物繊維は不溶性食物繊維よりも腸内細菌が分解しやすいため、エサになりやすい
ほとんどの食品は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方を含んでいるが、腸内細菌による良い発酵を促すには、水溶性食物繊維を多く含む食品を意識してとるのがポイントです。
海藻には水溶性食物繊維のアルギン酸が多く含まれている。
麦ごはんとわかめのみそ汁、ひじきの煮物、きんぴらごぼう、納豆といった昔ながらの日本食には、水溶性食物繊維が実に豊富です。