直播のこしひかり米

直播田の出穂
直播田の出穂

 5月15日に田植えしたのに、いつもより出穂が早めでした。

水管理にも気を配ってきましたけど、努力にも限界があるかも?

こんな時のために、直播でピロール米コシヒカリを栽培しています。

直播栽培は、それに適した圃場、品種の選択や水管理など、従来とは異なる栽培知識や栽培技術が求めらます。 直播のメリットは 1.春作業の労働負荷が軽減される 2.作期を分散できる 3.育苗作業が不要(育苗ハウスが不要)

 

春の直播風景
春の直播風景

 だからと言って、それまでの移植栽培をやめて直播栽培にすべて切り替えるというのは現実的ではないのでおこないません。直播は 種子にコーティングし、芽揃いが均一になるようにしていますが、苗立ちや収量減、などのリスクもあります。 でも、今年のように、異常気温が続くと、日照条件は問題ないので、出穂が、田植えと比べ遅くなり、その分、稲刈りも遅くなるので 米に良い影響を与えられるのではないかと思っています。

直播のコシヒカリの方がおいしくなるような気がしています。

今の田んぼ生育状況
今の田んぼ生育状況

今日ようやく出穂しました。

さすがに、立秋以来涼しくなってきています。

気温は高いですけど、あきらかに秋を感じる風になってきました。

朝晩は、あきらかに涼しくなってきています。

大野盆地は、ここが他との違いです。

 

もし、出荷が1週間程度遅くなってもよければ、直播のコシヒカリを指定していただくほうが、おいしいかも?

収穫して、食味を測ってみないとわかりませんが、昨年も直コシヒカリのほうが、おいしかったので、ちょっと気になっております。

一枚目は直播の田んぼの写真、三枚目は今の田んぼ写真です。お米の気持ちになって考えてみてください。