高血糖予防にはピロール米
テレビの健康番組「こんな私は何を食べればいいですか?」で血糖値についての話題になった時、MCの長嶋さんが「俺はピロール米を食べてる!」って言ってました。
ピロール米って糖質が少ないのではないんです。
糖質が少ないのではなく、血糖値が上昇するのを抑制してくれるマグネシウムや、亜鉛が豊富な働お米です。
穀物の摂取量が少なくなっているのがマグネシウム不足に
食生活の“欧米化”によって、マグネシウムの摂取不足が慢性化しています。
マグネシウムの不足は、2型糖尿病やメタボリックシンドロームなど生活習慣病の発症と密接な関係があります。
穀物(特にマグネシウムが豊富な大麦・雑穀など)の摂取量が激減しているからです。
糖尿病の発症要因は脂肪摂取量の増加と運動不足による肥満が原因と言われています。
日本人はもともと農耕民族でインスリン分泌能が欧米人に比べて弱く、インスリン分泌の代償不全を起こしやすいんです。
ブドウ糖を取り込めない細胞がある
インスリンは細胞膜に刺激を与え、細胞のふたを開けさせ、細胞の燃料の元となるブドウ糖を体内に取り込む働きがある。
細胞のうちでインスリンの刺激をうけても、ブドウ糖が入るのを拒むインスリン抵抗性の細胞がある。この細胞が出来るのは、Mg不足によるものである。体内にブドウ糖が取り入れられないので
血糖値が上がる。
身体はますますインスリンを作り出して細胞膜を刺激するがひらかなく、すべて無駄になっている。
細胞がインスリンに応答しなくなる最大の原因はMg不足にある。
Mg不足によるインスリン抵抗性の細胞となり、ブドウ糖を体内にとりこめなくなるんです。
インスリンを作り出すためにMgが過剰に使用されるためMgの無駄遣いが起こりMgが尿といっしょに排出されています。そのため慢性的にMg不足に陥っています。これがⅡ型糖尿病を発症するもとです。
食の欧米化でマグネシウムに不足になっている
特に、戦後、マグネシウムの慢性的摂取不足に陥っていることが大きく関わっています。
マグネシウムの1日摂取量は30~49歳の男性で370mgです。
国民健康・栄養調査によると、マグネシウムの平均摂取量は30~49歳の男性では243mgとなっています。平均120mg以上のマグネシウムが毎日不足していると推定されます。
マグネシウムの不足を防ぐためには、主食をピロール米にし、マグネシウムを多く含む食品を意識して摂る。伝統的な日本の和の食材を中心とする食生活に改善すると効果的です。
また、日本人の食卓には食塩を含む食品がたくさんあるため、ついつい食塩を摂りすぎてしまいがちです。普段の食事の塩分を減らし、塩分を控えることを心掛ける必要があります。