結の故郷(ゆいのくに)・越前大野、九頭竜川のほとりにて、ピロール農法で「もりの元氣米」を作っている松田邦男です。福井では奥越(奥越前)とよばれ、山のふところに抱かれた盆地に、九頭竜川があり、雪解け水や雨水に恵まれた水の豊かな街です。名水百選の一つ、「本願清水」湧き水や日本百名山のに選ばれている「荒島岳」など自然に恵まれた土地柄でもあります。
天空のお城で有名になった「越前大野城」が霧中の城になるのは、一日の寒暖差が大きく、春や秋には霧が発生しやすい気象からです。
この寒暖の差のおかげで、お米の旨み成分が培われています。
気象条件、水と太陽の恵みの好条件が揃った。北陸の、美味しいお米を作る郷です。
私がすんでいる所には。熊も、鹿もおり、イノシシは電気柵を設置しないと田んぼに入ってきます。
初夏には、清流を好むホタルも飛び交い、用水路には、ウグイやアマゴ(養殖場から流れてきた)をみかけることもあります。冬は、1m以上の積雪があり、2018年には、豪雪になっています。 山に積もった大量の雪が徐々に融け、九頭竜川から、用水路に、水は豊富で、上流なのでたいへんきれいです。雪には感謝です。
親から農業を引きついだばかりのころ、当時幼稚園児の息子二人がアトピー性皮膚炎になりました。子供の食事に気を使ってやれなかったことを深く反省、家族、子供達の健康を考え、その頃はまだ、だれもやっていない、お米の無農薬・無化学肥料栽培に挑戦しました。鶏糞を肥料に使い、除草剤、カメムシの防除をやめました。除草剤なしでは田んぼは、雑草だらけになり、隣りの田んぼに雑草の種が飛び、迷惑がかかります。 除草は必要で、健在だった両親の力も借り、家族総出で子供たちのために田んぼの草取りに精を出したものです。
このお米のおかげもあって、息子達のアトピー性皮膚炎もおさまり、元気に成人となり結婚、孫にも恵まれました。
これで一安心。両親も他界したのを期に、私たち夫婦、息子夫婦もサラリーマンで重労働の田の草取りは出来ない状態になり、無農薬・無化学肥料栽培米をつくることをあきらめ、農薬・化学肥料米にもどしました。ところが、孫が親の体質を受け継いだのか、アレルギー体質だとわかりました。
何とかしてやりたいのですが、何も出来ない、どうしたものかと思案してときに、「ピロール農法」のことを知りました。
ピロール農法米は弱アルカリ性のお米で、キレート化により、微量栄養素が豊富で、アレルギー体質改善によいとのこと、
そして一番助かるのは、残留農薬が検出されないということです。
ピロール農法は、ラン藻により農薬成分はすべて無害化されるということなので、減農薬で除草剤を使えるということです。
平成30年度産「もりの元氣米」は、pH7.3の弱アルカリ性米と高いピロール米認定を受けました。
田んぼが雑草だらけになると、コンバインでの収穫にも問題があり、周りの農家にもたいへんな迷惑になります。
除草剤が使えれば、我が家の稲作の課題はすべて解決です。
そこで、すぐにピロール農法「もりの元氣米」の栽培を始めました。
孫にはピロール農法「もりの元氣米」を食べさるようにしました。
孫も弱アルカリ性・ミネラル豊富なピロール農法「もりの元氣米」を食べ続けた効果で、元気に成長し、いまではなんでも
食べられるようになり、元氣な元氣な小学生になり、もりもりご飯を食べております。これもピロール農法と出会えたからで感謝でいっぱいです。