食後の血糖値を急に上げない
あなたのからだは、あなたが食べて来たものから出来ています。あなたの食事、生活習慣の乱れで、Ⅱ型糖尿病になってしまったのです。
Ⅱ
急な上昇がなければインスリンの負担が軽くなる
筋肉脂肪細胞は、
微量栄養素ミネラルの不足をなくす
それなので、糖尿病患者は慢性的なマグネシウム(微量栄養素)など
では、不足している
今あなたが、
怖い糖化(AGE)を減らす
2019年1月30日のNHKの「あさいち」の番組で、AGE(糖化)特集が放映されました。肌、血管、内臓、骨をAGEが老化をはやめる。そんな糖化は、糖尿病の人には特に気をつけなければいけないことです。
実年齢56歳の人が体内年齢が90歳以上と測定された人の食生活は、朝はおにぎりのみ(炭水化物)、おやつ(糖)、昼はパンのみ(炭水化物)、おやつ(糖)、夜にバランスのとれた食事、おやつ(糖)の食生活。
常に血管内に余分な糖がある状態で、タンパク質と糖が体温によって結びついてタンパク質が変性、劣化してAGE(糖化最終生成物)の老化物質をつくっていたからです。
AGE を減らすには、まずは糖分の摂取量を減らすことです。
糖質を制限する
三大栄養素のカロリー摂取割合、糖質・タンパク質・資質は、長い間6:2:2の栄養士さんの指導でした。この割合で食事をすると、糖質が多すぎるため、糖尿病、認知症の原因になっています。この割合を3対5対2程度の糖質制限食にし糖質を減らしてください。この糖質制限をしつつ、タンパク質と脂質の摂り方を工夫してください。全体のカロリーを制限してしまうと微量栄養素ミネラル不足になってしまってしまい、糖尿病の合併症へと進み悪化するので注意してください。
主食はあずき入り発芽玄米にする
糖質を減らすので、微量栄養素・ビタミン不足になりやすくなります。そこで主食のごはんは、微量栄養素が豊富な、あずき発芽玄米にしてください。発芽玄米は、玄米と白米のいいとこどりしたお米です。栄養価が高く食べやすく、栄養も吸収しやすい。種は発芽するとき種の中にある「でんぷん」を使って成長に必要なすべてのものをつくりだしています。玄米を発芽させると芽をだすため酵素が活性化し、お米の内部の栄養素がグッと増るので、糖質制限しても微量栄養素を補いやすくなります。
青魚は血管力を強化する油
糖質を減らす分、エネルギー源となる栄養素(タンパク質と脂質)をしっかり食べることが大切になります。
脂質の摂り方は健康に良い脂質と悪い脂質(サラダ油など)を知り、健康に良い脂質(オリーブオイル、オメガ3系不飽和脂肪酸[青魚・えごま油・亜麻仁油等]、中鎖脂肪酸[ココナッツオイル、MCTオイル等])を多く摂取するようにします。オメガ3系の油は、血管の老朽化、血液のドロドロを食い止める、血管力を強化する油なので積極的に摂取して下さい。オメガ3系の油は熱に弱いので、ドレッシングなどでお使いください。
MCTオイルを上手に使う
脂肪をたっぷり含んだ食品を食べているとコレステロールが体内に蓄積されるので危険です。
中鎖脂肪酸(ココナッツオイル、MCTオイル)なら、すぐに分解され、短時間でエネルギーになるので、体内に脂質として蓄積されにくい油なので摂取するようにして下さい。
また糖質から得ていたブドウ糖を補う代わりに脂肪を燃焼させてエネルギーとして使うにように導いてくれるので、糖分を減らしても、エネルギー不足を防いでくれます。
中鎖脂肪酸(MCTオイル)は高温では煙がでるので、料理や飲み物にかけたり、混ぜたりして使ってください簡単にエネルギーアップになります。
炒め物、揚げ物には高温に強いオリーブオイルを使いましょう。
積極的に摂りたい食品
パンや麺類が食べたいときは、小麦ふすまなど食物繊維を利用した糖質の少ないパン類や、コンニャクイモや豆腐を使った麺類なども販売されています。
加工肉や赤身の肉は減らし、大豆やナッツ類や魚介類の摂取を増やします。
糖質の含量が少ないかゼロの食品には、大豆製品(豆腐、納豆、枝豆など)、魚貝類、卵、鳥肉、キノコ類、海草類、野菜(葉菜類)、アボカド、ナッツ類(特にクルミ、ピスタチオ)、コンニャクなどがありこれらを食べるといいです。
低糖質作り置きおかず
また低糖質高タンパクの主菜と、食物繊維や豆製品などが摂れる副菜を何種類か作り置きしておくといいです。
例えば、蒸し大豆、ゴボウのきんぴら、煮豆など、蒸し大豆は、色々なものと組み合わせることができるので便利です。低糖質高タンパクのおかずを作り置きすると、“家にアレがあるから食べよう”と思うようになるの
で余計な物を買わなくなり、いつもそれを食べる習慣がつくから作り置きしてください。
AGEは調理温度が高ければ増えていく
パンを焼くと、表面が茶色くコゲて固くなるのも糖化現象です。体内だけでなく、調理温度によってもAGEの量が変わります。例えば肉料理では、茹でるしゃしゃぶは6100exAGEで、焼いたポークステーキ11600exAGE、揚げたとんかつは16800exAGEと高温で調理するほど増えていきます。
AGEは調理する温度が高ければ高いほど増えてしまいます。同じ豚肉でも、しゃぶしゃぶのように茹でて食べるよりも高温の油で揚げたとんかつで食べる方がAGEの量は大幅に増加してしまうのです。茹でる、炒めるで調理するようにしましょう。
老化物質AGEを攻略するレシピ
どうしてもとんかつを食べたいという人にオススメなのが、レモン汁をかけてから調理する方法です。
レモンのクエン酸がAGEの産出を抑える効果がある。
豚肉の下ごしらえとしてレモン汁(豚肉の1/4量)をかけて、1時間ほど漬け込んでおけばOK。
後はいつも通りの調理法で作って大丈夫です。
酢にもクエン酸が含まれているので、てんぷら、揚げ物を食べるときに酢をかけて食べるといい。
野菜炒めを作る時は、油を使わずに「水」で炒めます。
高温で調理するとAGEが増えるので、弱火~中火で炒めるのもポイント。
水分が少なくなって焦げ付きそうになったら水を少量ずつ足して、全体に火が通るまで炒めます。
塩コショウ、しょうゆ少々で味を調えたら完成です。急に血糖値を上げない、糖化させない、食材選び、料理方法を行って下さい。